格安SIMの通話代って高いの?

格安SIMで通話をしたい場合、通話代はどのように変化するのでしょう。高くなってしまうのか、それともデータ通信のように安くなるのか。格安SIMの通話代と高くなってしまう際の解決策を解説します。

格安SIMの通話代は安くはない

格安SIMの通話代は、大手キャリアと比較すると、データ通信のように安くはならず、ほとんど同じような料金体系をとっています。

たとえばドコモだと、5分通話無料オプションを使えば、最初の5分間はかけ放題ですが、5分を超過した分は30秒につき20円の料金が発生します。格安SIMのOCN モバイル ONEだと、070/080/090から始まる番号からふつうにダイヤルして発信する場合、かけ放題のオプションはごく一部の業者にしかなく30秒につき20円必要になります。

つまり、この例だけを見ると、よく電話をする場合には格安SIMは不利になりがちということです。

かけ放題(時間無制限)オプションがない

1分から10分程度まで幅はありますが、格安SIMにもかけ放題のオプションがある場合もあります。それを利用すれば、規定の時間内はかけ放題ですが、時間を過ぎると30秒につき20円が通話代の相場になっています。

そのため、長時間よく通話をする場合には、格安SIMは圧倒的に不利と言えるのです。

格安SIMの通話代を安くするには?

大手キャリアと比べても通話代が安くなりにくく、時には大手キャリアを使っていた方が有利なこともある通話代ですが、安くする方法もあります。通話代を安く抑える解決策を見ていきましょう。

通話発信はしない

通話を一切しなければ、当然通話代はゼロ円です。着信があっても折り返してもらえるよう、別の手段で連絡をして相手に通話代を負担してもらえば、双方がかけ放題のオプションに加入しておらずとも問題は解決されます。

ですが、これでは根本的な解決にはならず、どうしても折り返し連絡をこちらからしなければならない際に、通話代が高くついてしまいます。

かけ放題のオプションに加入する

大手キャリアと大差ない通話代にはなっていますが、格安SIM業者が提供しているかけ放題のオプションに加入するのもひとつの手です。仮に大手キャリアから格安SIMへ乗り換えた際、以前は5分間のかけ放題で十分だったのであれば、5分間のかけ放題オプションに加入することで通話代が安くなります。

30秒につき20円もお金がかかるのですから、当然の結果でしょう。

格安SIM業者提供の電話アプリを利用する

格安SIM業者が通話のために提供している電話アプリを利用することで、通話代が安くなるケースは多いです。

たとえばmineoならば、「mineoでんわ」というアプリを利用することにより、30秒につき20円必要だった通話代が、30秒につき10円と『オプション料金も払わず半額』になるのです。

チャットアプリを活用する

LINEやSkypeといったチャットアプリに、通話の機能もついています。これは相手と通話をする際に「電話網」ではなく「インターネット網」を使うデータ通信であるため、通話代が安くなります。

たとえば、LINEでLINEの友だちに通話をするのであれば、通話を何時間していても、通話代は発生しません。代わりに、データ通信量が発生します。