楽天モバイルに乗り換える(MNP転入)方法と注意点
楽天モバイルは、思い切った料金プランを打ち出して、総務省が2021年6月に公表した「利用者意識調査結果」の調査では、最多の乗り換え先となるなど人気が高まっています。
そこで今回は、今使っている電話番号をそのまま継続できるMNP制度を使って、他社から楽天モバイルに乗換える方法と手順を解説します。
手続き開始前の事前準備が非常に大切
楽天モバイルに乗換える…となるとすぐにでも楽天モバイルに申し込みたくなりますが、手続きを開始する前に準備しておかなければならないことがあります。
1.現姓名・現住所が記載された本人確認書類
2.料金決済用のクレジットカード
3.端末設定時のWi-Fi環境
1.本人確認書類
楽天モバイルと契約する場合には、かならず現在の氏名と住所が記載された本人確認書類が必要になります。申し込む際に記入する氏名と住所が本人確認書類の記載と違う場合には申し込みを受け付けてもらえませんので要注意です。
姓や住所が変わった場合、本人確認書類も変更してから申し込みを行うようにしましょう。
2.クレジットカード(または銀行口座)
原則的に楽天モバイルでは、本人名義のクレジットカードまたはデビットカード、口座振替にて料金支払いが可能です。ただし、状況によっては本人以外の名義のカード・口座で支払うことも可能です。
申し込みを開始する前に、どのカードや口座で支払うのかを決めておき、「有効期限内の取引可能なクレジットカード、デビットカード」や「口座引き落としが可能な銀行口座」など手続きに必要なものを用意しておきます。
料金については、楽天ポイントの充当という方法でも支払いが可能です。
3.Wi-Fi環境
他社から楽天モバイルに乗り換える際に、端末にiPhoneを使用する場合には初期設定時に通信可能な状態にするために、Wi-Fi環境が必要です。ただし必ずしも自宅Wi-Fiである必要はなく公衆Wi-Fiや他のスマートフォンのテザリングによるモバイル通信でも問題ありません。
MNP予約番号を取得したら7日以内に手続きを完了する
本人確認書類・支払方法・Wi-Fi環境の3つの事前準備が整ってから、転出元の通信会社にて「MNP予約番号」を取得します。
有効期限に注意!
「MNP予約番号」には最大15日間の有効期限がありますが、楽天モバイル側でも有効期限残7日間を求めますので、実質予約番号取得から最大7日間で申し込み手続きを終える必要があります。もし、有効期限内にMNP手続きが完了できない場合、「MNP予約番号」は無効となり手続きを進めることができなくなります。
前項の事前準備が重要である理由はここにあります。MNP予約番号を発行してから本人確認書類の記載を修正したり、新たにカード発行や口座開設をしていたのでは15日以内の期限に間に合わなくなる可能性が高いためです。申し込みが完了してもSIMカードや購入端末が宅配で届くのにも1~2日かかりますし、仕事などで日中受け取れないケースも勘案すれば、15日間の有効期限は決して余裕はありません。事前準備を整えた上で、予約番号を取得したら直ちに手続きを進めましょう。
携帯電話 | 固定電話 | ネット | |
NTTドコモ | 151 | 0120-800-000 | ドコモオンライン手続き |
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au・沖縄セルラー | 0077-75470 | 0077-75470 | auお客さまサポート |
UQmobile | 0120-929-818 | 0120-929-818 | – |
Softbank | 0800-100-5533 | 0800-100-5533 | My Softbank各種変更手続き |
ワイモバイル | 0570-039-151 | 0570-039-151 | My Y!Mobile |
※2022年1月時点
ちなみに、万が一MNP予約番号の有効期限が切れてしまった場合には、転出元の回線契約がそのまま継続した状態になっているので、再度、MNP予約番号を取得し楽天モバイルへの申し込みを再度行います。
SIMカードと端末の初期設定(APN設定)
楽天モバイルへのMNP転入手続きが完了し、自宅に楽天モバイルのSIMカードや購入端末が届いたら、端末の初期設定(APN設定)を行い、回線の開通手続きを行えば、晴れて楽天モバイルの通信サービスの利用開始となります。
具体的な初期設定の手順については後述します