楽天モバイルと契約しても大丈夫?
楽天モバイルは、データ通信使い放題で月額最大3,278円、使った分だけ支払う段階制料金、専用アプリ経由で通話し放題など、他社を圧倒する独自の低料金プランを背景に、某調査では「最も乗換えたい通信会社」に選ばれるなど人気を得ています。しかし反面、通信に関しては特にそのエリアや地下・施設内の電波状況への批判的な口コミや評判も未だ少なくありません。
新規契約やMNP乗換えなどで利用したいけれど「本当に大丈夫?」と逡巡している方もいることと思いますので、今回はメインで使用する通信回線としての楽天モバイルの現在を知るため、ネット上の口コミや評判も含め、楽天モバイルのメリットとデメリットを明確にしてみようと思います。
※2022年1月時点の情報です。
楽天モバイルを使うことのメリット
楽天モバイルのメリットについて項目ごとに検証しながら解説いたします。
1.プラン料金や手数料、サービス利用料が安い
楽天モバイルのメリットとしてまず挙げられるのは「料金の安さ」です。あたかも、格安通信会社のような料金体系は自社通信網を持つ他のキャリアではあり得ない安さです。
・1GB・3GB・20GBで区切られ使った通信量によって料金が変動する従量課金制
・データ通信量1GB以下の場合は無料
・5G通信やテザリングは手続き不要で基本料無料で利用可能(通信料はかかる)
・eSIMの利用は基本料無料で利用可能
・「Rakuten Link」で無料で通話し放題
・様々な手数料が無料
楽天モバイルの料金は「UN-LIMIT Ⅵ」ワンプランで、データ使い放題で最大3,278円と、他キャリア各社のデータ使い放題プランと比較しても格段に安く、他社の20GBプランと同等の料金設定となっています。また1GB・3GB・20GBの区切りごとに使った分だけ料金を支払う段階性(従量制)課金方式や、1GBまでなら料金無料という破格条件のプランはユーザーから非常に良い評判を得ています。
2回線目以降の割引がないことを加味しても安い!
「2回線目以降の割引がない」ことをデメリットとする記述を見かけますが、必ずしもそうとは言い切れません。例えば、比較されるサブブランドのY!mobileの1回線目、2回線目の料金は以下の通りです(3GB利用時・税込)。
1回線目 | 2回線目 | 合計料金 | |
Y!mobile | 2,178円 | 1,188円 | 3,366円 |
楽天モバイル | 1,078円 | 1,078円 | 2,156円 |
※2022年1月時点
確かにY!Mobileには2回線目以降の割引があり楽天モバイルにはありませんが、1~2回線の合計料金では、楽天モバイルの方が1,200円以上も割安な料金になっています。
親が1回線目を使い、子どもが料金を負担する回線には安い2回線目を使わせる…という使い方であればメリットになりますが、すべての回線をまとめて支払う場合には楽天モバイルの方が割安に済むケースもあります。
従って、1回線目から割安料金とし2回線目以降の割引をしないことは、必ずしもデメリットとは言えません。
このように楽天モバイルの料金やコストに関しては他社にはない独自の低コスト化が図られており、通話・通信をできるだけ安く使いたいユーザーには高い支持を得ています。