通信速度と快適さの目安
格安スマホに興味があっても、「通信が遅い」という口コミでちゅうちょしてしまうこともあるでしょう。実際には、どれくらいの速度が出ていればスマホは快適に使えるのか、通信速度の目安を解説します。
1080p(Full HD)のストリーミング動画視聴
1080p(Full HD)のストリーミング動画を視聴する場合、利用するVODサービスによって推奨される速度は異なっていますが、およそ「5Mbps以上」の下り速度が求められています。ストリーミングの動画である性質上、ほぼ常時「5Mbps以上」で通信できる環境が必要となります。
動画の次のシーンを読み込む際、通信速度が追いつかないと、動画が止まってしまうことがあり、非常にストレスに感じてしまう部分です。
ネットサーフィン
スマホでネットサーフィンを行う場合、見るサイトにもよりますが、文字主体のものばかりでなく画像をふんだんに利用しているサイトも増えているため、快適さを求めるのであれば「3Mbps以上」の速度はほしいところです。
1Mbps以下はストレス発生しやすい
通信速度が1Mbps以下になってしまうと、Full HDストリーミングの動画視聴はもちろん、ネットサーフィンでもストレスが発生しやすい環境になってしまいます。また、Twitterのアプリで画像や動画の表示が遅い・できない、LINEで通話が正常にできないなど、通信速度が遅すぎることによるトラブルの原因にもなる部分です。
そのため、快適な速度を求めるのであれば、「最低3Mbps以上」出ている格安スマホの契約をするといいでしょう。
安定した通信速度を求めるなら大手キャリアの方が有利
下りの通信速度は、スマホを安く快適に使う上で非常に重要ですが、格安スマホだとお昼どきや夜間など、通信が集中する時間帯に「通信速度が落ちやすい」結果があるのも事実です。解決策はないものでしょうか。
通信速度を求めるなら大手キャリアへ
安定した通信速度を求めるならば、料金は高くなりますが大手キャリアで契約を交わすのが一番です。その理由として、格安スマホを提供している業者は、大手キャリアから回線を借りています。結局は同じ回線を使うのだから速度は同じ、と思いきや、設備の大きさに違いがあるのです。
たとえば、大手キャリアで1つの設備で1Gbpsまで出すことができ、それを100人で共有しているとすると、同時に通信を行えば、平均して10Mbps出すことができます。格安スマホを提供する業者は、もっと細々とした回線しか借りていない代わりに安い料金でスマホが利用できるようにしているため、100Mbpsまでしか出すことができない設備に100人が殺到し、平均して1Mbpsしか出すことができないことも起こり得るのです。
以上の例は極端なものですが、比較的安定している通信速度を求めるのであれば、大手キャリアを使った方が有利なのに変わりはありません。