デュアルsimとは?
デュアルSIMを活用すれば、高額な料金から解放され、自由に大容量のプランを構成することも可能になります。ですが、デュアルSIM対応のスマホはあまり多くなく、格安SIMを使っていてもよくわからない方も多いでしょう。では、なぜデュアルSIMで格安で大容量のプランが自作できるのか、解説します。
デュアルSIMとは
デュアルSIMとは、1台のスマホにSIMカードを2枚差し込むことのできるスマートフォンのことです。Dual SIM、というわけですね。
一般的なスマートフォンにはSIMカードを差し込めるのは1つの場所しかなく、残りはついていてもSD系のデータ記憶用カードの差し込み口しかありません。ちなみに、日本で圧倒的なシェアを持っているiPhoneには、最近のモデルをのぞいてSDカードの差し込み口すらないため、1つのSIMカードしか使うことはできない設計です。
また、デュアルSIM対応のiPhoneでも、eSIMと呼ばれる日本ではあまり使われていない方式の「埋め込み式SIMカード」で、契約情報の書き換えを行うことで抜き差しするのと同じ効果を発揮します。ですが、日本での普及率は低いため、格安SIMで自由なカスタマイズをするのにはあまり向いていません。
デュアルSIM対応スマホ ZenFone 6
ZenFone 6はデュアルSIM対応しているスマホのひとつで、SIMフリーでもあるため人気がある機種でもあります。
2枚のnano SIMカードを自由に抜き差しして利用ができるため、1回線を通話専用、もう1回線を大容量のデータ通信プランなど、組み合わせは自由自在です。
通話プランの格安simカードとデータ通信専用の格安simカードを組み合わせる
通話プランの格安SIMカードと、データ通信専用の格安SIMカードを組み合わせることにより、好みに合わせたデュアルSIMならではの大容量プランをスマホ1台で完結させることも可能になります。
0SIM + wifi 100GBの例
nuro mobile 0SIMとFuji Wifi 100GBを組み合わせた場合の例を挙げてみましょう。
まず、通話プランにnuro mobile 0SIMを使い、「データ+音声プラン」の月額700円に「nuroモバイルでんわ10分かけ放題」の月額800円を追加して、月額1,500円。データ通信にはFuji Wifiの「100ギガプラン」を利用し月額3,800円。合計すると、月額5,300円です。
これが10分かけ放題で、100GBまでデータ通信ができるプランとして実現します。データ通信量をもっと抑えても問題ないのであれば、さらに料金を引き下げることも可能です。
これは、ソフトバンクが提供する「ウルトラギガモンスター+」の2年目以降月額6,480円(1人で使う場合)と比較しても、大幅に安くなっています。