携帯料金改定後は格安simに乗り換えるメリットはある?

2019年10月の料金改定後、格安SIMに乗り換えるメリットはあるのでしょうか。結論から言ってしまうと、メリットはあります。その理由を解説します。

携帯料金改定後に格安SIMに乗り換えるメリット

2019年10月から施行されている携帯料金の改定ですが、そのあとになっても格安SIMに乗り換えるメリットは十分にあります。たとえば「料金」がいい例です。

仮にauのスマホを使っている場合に、ほとんどモバイルデータ通信を行っておらず、新auピタットプランNを使うとすると、月額1,980円が必要になります。1GBまでの通信であれば、この料金です。

一方、格安SIMのLINEモバイルで1GBのプランであるLINEフリーに乗り換えれば、音声通話SIMでも月額1,200円と、毎月780円お得に使えることになります。

この「価格の安さ」こそ格安SIMと大手キャリアの決定的な差であり、10月になっても埋められていない壁でもあるわけです。

使えるエリアは変わらない

ドコモ、au、SoftBankどこの回線を使うのかによって、若干の差が出ることはありますが、格安SIMに乗り換えても大手キャリアと使えるエリアに差は生まれません。ですが、先に述べたとおり、価格は安く抑えられます。

使えるエリアに差がないのであれば、安上がりな格安SIMに乗り換えると、料金の節約がしやすい場合も多いため、十分に検討の余地があるでしょう。

最新機種を購入しにくいのがデメリット

格安SIMの業者でもスマホやタブレットを販売していますが、大手キャリアと比べると世代が古く、最新機種を購入しやすいのがデメリットと言えます。最近ではSIMフリーのiPhoneのように、大手キャリアを通さずスマホを購入することもできますが、購入できるのはごく一部の端末。

大手キャリアの保証に守られているときと比べても、圧倒的に不利な保証状況に陥るため、よくスマホを落下させてしまう方や水没経験が何度もある方は、格安SIMを使いながらSIMフリーの最新機種を使うのもためらわれ、一世代二世代前の古いスマホを使う道しか残されていません。

最新機種を発売直後に使い始めたいのであれば、格安SIMはあまり向いていないと言えるでしょう。ただし、スマホを今まで壊したことがないような方や、クレジットカードなど別途保証がつけられる環境にあるのであれば、SIMフリーの最新機種を狙ってもいいかもしれません。